エムティーアイでは初となる、DXセミナーを開催!

~“コンテンツ配信企業”から、“金融機関のパートナー企業”へ。 次代を生き抜くための、モバイルを活用したデジタルトランスフォーメーションとは~

 口座直結型のQRコード決済サービス『&Pay(アンドペイ)』を運営する(株)エムティーアイは、日々変わりゆくキャッシュレス環境や金融業界にまつわる最新の話題を、現場独自の視点から随時お届けしています。
 今回は、9月20日(金)にエムティーアイとして初めて開催したDXセミナー、「金融機関の新しいビジネスモデル~金融機関のプラットフォーム戦略®とは~」の様子をお伝えします。

 

 デジタル技術の進化に伴い、革新的なイノベーションによって新たな価値を生み出し、人々の生活をより良いものに変革する概念である“DX(デジタルトランスフォーメーション)”に注目が集まっています。エムティーアイは、これまで生活者へ向けて様々なモバイルサービスを提供して培った知見やノウハウを生かしてDXの取り組みを支援し、金融機関のデジタル化を共に推進するパートナーとなることを目指しています。

 本セミナーではDXに焦点を当て、経営コンサルタント・作家である平野敦士カール氏からDX時代における銀行の新しいビジネスモデルについて、エムティーアイからは、企業がDXに取り組む上で必要な体制やマインド、そしてエムティーアイが提供するモバイル領域を中心としたDX支援サービスについて紹介しました。

 

seminarセミナー会場の様子

令和時代に金融機関に求められる新しいビジネスモデルとは?!

 企業は「何を売るか」ではなく、ビジネスを生み出す「場」を作る“プラットフォーム戦略®※”が重要であるということを平野氏は力強く語り、その中でも金融機関は他社のFinTechサービスを単純に取り入れるのではなく、既存顧客との接点を死守しつつ、モバイルを活用した自社ブランドからのFinTechサービスを提供していく新たなビジネスモデルを構築すべきだと強調しました。
 変化が激しい時代、既存のビジネスモデルでは競争に打ち勝つことができないというメッセージは、金融機関に限らずあらゆる企業にあてはまります。当日、会場は満員となり、銀行やFinTechベンチャー、生命保険、損害保険、メーカー、IT企業などから集まった総勢50名以上の参加者は熱心に耳を傾けていました。

※「プラットフォーム戦略®」は、株式会社ネットストラテジーの登録商標です。

 

CarlA.Hirano講演する平野敦士カール氏

toC向けモバイルコンテンツを極めたエムティーアイだからこそ実現するDXのかたち

 セミナー後半では、エムティーアイでデジタルトランスフォーメーションサービス部長の塩本より、『ルナルナ』や『music.jp』などのB to C向けサービス開発・提供で20年以上培ってきたモバイルコンテンツのノウハウを活用した、エムティーアイならではのDX支援について語りました。
 塩本は、DXに取り組もうとしても具体的に何から始めるべきか、また取り組む上で必要な要素は何なのか、手探りの企業が多い中、モバイルコンテンツの企画開発を強みとするエムティーアイが、知見や人的資源を企業に提供することで、DX支援を実現していくことを紹介しました。

 

MTI_Shiomoto

講演するエムティーアイ塩本

 

 2019年3月から実施している地方銀行との共同プロジェクトにおいて、エムティーアイメンバーと銀行メンバーで合同チームを組み、最短2週間で実際に触れることができ、サービスイメージの具現化や、ユーザー評価を可能にするプロトタイプの製作まで落とし込む“エムティーアイスプリント”の取り組みを例に挙げ、「実行力×スピード」を持って企業のDXを支援する姿勢をアピールしました。

 セミナーでは、常陽銀行と連携し、茨城県を中心に展開する口座直結型QRコード決済サービス『&Pay』や、既存のPCサイトをスマートフォンデバイスへ最適化する『モバイルコンバート』など、エムティーアイが誇る金融機関向けソリューションを紹介し、参加者は終始メモをとるなど、熱心に講演を聞く様子から、モバイルを活用したDXに対する関心の高まりが伺えました。

 2020年には5Gの商用化が日本で本格的にスタートし、スマートフォンをはじめ、あらゆるものがインターネットで高速につながる新たな時代へ突入します。異なる業界が融合し、新たなビジネスモデルの構築が企業に求められる中、モバイルを活用したソリューションを提供するエムティーアイは、今まで培ってきたノウハウでIT業界の垣根を超え、新たなビジネスやサービスを創出する一助となることを目指しています。

 

 今後もエムティーアイは、「ICT×金融」のDXによって、新たな金融サービスの創出を実現していきます。
 引き続き、エムティーアイの取り組みにご期待ください。

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