「第3回 地域包括ケア EXPO」にヘルスケア事業本部 本部長 立石優子が登壇しました


2020年10月14日(水)から10月16日(金)に幕張メッセで開催された、 第3回 医療と介護の総合展の地域包括ケアEXPO 特別講演「ヘルスケアITビジネスの最前線と今後の展望」に、当社ヘルスケア事業本部 本部長の立石 優子が登壇しました。

 講演では、200名以上の来場者に対し、「~マイナス1歳から100歳まで~ ICTでつながるヘルスケア」と題し、全世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の状況から、国内では「新しい生活様式」にもとづき、感染症リスクを回避・低減しながら、日々の生活を営むために、テレワーク、オンライン教育、オンラインエンターテインメント、そしてオンライン診療などオンライン化が一気に加速し、一般化してきた現状、そして、当社が提供するICTを活用したヘルスケアサービスや、今後の展望についてお話ししました。

 

 ◆生理日管理として始まった『ルナルナ』は、今年で20歳!時代の変化とともに進化


 ガラケー時代の2000年にサービスを開始した『ルナルナ』は、今年の11月でハタチの成人式を迎えます。当時は生理について公に語られることはまだまだ少ないなかで、生理日管理という女性の習慣をデジタル化するという画期的な一歩を踏み出しました。現在では、累計ダウンロード数が1,500万※1を超え、Health and Fitnessアプリ利用者No.1※2となるなど、多くの女性に愛用頂いています。
 近年では、ルナルナに蓄積されたビッグデータから、独自のアルゴリズムを構築し、より精度の高い“妊娠可能日”(妊娠確率の高い期間5日間)“をユーザーにお知らせしたり、自治体との連携協定に基づいて地域住民の妊活支援や子育て支援を行うなど、妊活のサポートも積極的に行っています。また、『ルナルナ』に蓄積したデータを800以上の医療機関の医師に提示できる「ルナルナ メディコ」の提供や、ビックデータを活用した医療機関・アカデミアとの共同研究を実施するなど、ライフスタイルの変化に合わせ女性の健康をトータルでサポートし続けるサービスへと成長してきたことをお話ししました。

 

◆健康を個人が自分自身でケアするだけでなく、つながりで支える時代へ・・・


 高齢化・人口減少が進むなかで、これから社会が目指すべきヘルスケアは、「つながりによる本人中心の包括ケア」ではないか、立石は語りかけました。
 320以上の自治体に導入されている※3母子手帳アプリ『母子モ』は、妊娠・出産・子育てを切れ目なく支援し、子育て世帯と自治体をつなぐ行政サービスとして全国に普及しています。また、コロナ禍においても、母子保健事業のオンライン化・ペーパーレス化をいち早くサポートし、世の中の変化に合わせた子育て支援を実施しています。
 また、『CARADA』では、自己管理の難しい「健康」をつながりで支えるために、健診機関や企業、健康保険組合、薬局、クリニックなどと連携できるサービスを提供しています。検査結果や健診結果、お薬の情報、日々の健康状態などを本人が管理し、共有したい情報を、共有したい相手にだけ、簡単に共有できる世界を築き、健康を個人が自分自身でケアするだけではなく、身近な「つながり」で支えるものに変えてくことを目指していると話しました。

 

※1:2020年3月時点

※2:アプリ調査会社App Annieが2019年2月末に発表した2018年のJapan by Health and Fitness Apps Monthly Active Users 1位

※3:2020年11月時点

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