エムティーアイの健康経営の取り組み

従業員の健康維持・増進に向けて

エムティーアイは創業以来、人々の暮らしをより便利で豊かにするサービスをお届けしています。ウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』や健康データを記録・管理できる『CARADA』をはじめ、薬局・医療機関の現場を支えるサービスなど、ヘルスケア領域で多様な事業を展開し、人々の健康で豊かな暮らしの実現に貢献しています。人々の健康をサポートする企業として、従業員の健康の維持・増進施策にも積極的に取り組んでいきます。

エムティーアイ健康経営宣言

エムティーアイは、お客様の健康をサポートし、「一生のとも」となるサービスをお届けする企業として、自らの健康維持・増進が重要であると考え、これに積極的に取り組んでいきます。

健康経営推進方針と経営方針の結びつき

「生きるを、変えていく。」を掲げ、人とテクノロジーの調和をミッションとする企業として、従業員自身が心身ともに健康で力を発揮することが不可欠と考えます。約9割がテレワークで働く環境で、自社のPHRサービス(CARADA・ルナルナ)を活用したデータに基づく健康管理を推進し、すべての従業員のウェルビーイングを最大化する職場環境を構築していきます。
従業員のウェルビーイングの最大化は、世の中が日々変化していくなかで、その時々に求められるサービスを当社が生み出し世界に届けていく推進力となります。
健康経営を実践し会社として前進する力を高め、生活をより便利に、より豊かにするサービスの提供を通じて、よりよい未来社会の実現に取り組んでいきます。

代表取締役社長 前多 俊宏

健康経営の目的

すべての従業員、お客様、ひいては社会全体が心身ともにいきいきと活力に満ちあふれた状態になることを目指し健康経営に取り組んでいます。この状態をつくっていくためには、「ワークエンゲージメントの向上」「アブセンティーズムの低減」「プレゼンティーズムの低減」が重要であるという理解に基づき健康経営を進めていく指標としています。このうち、パフォーマンススコア、職場の一体感スコア、アブセンティーイズムをKGIとし、2028年度の目標値を定めています。

健康経営の推進体制

健康経営を重要な経営のテーマとし、代表取締役社長を健康経営推進の最高責任者に任命しています。
健康増進委員会を設置し、従業員の健康増進とそれにつながる職場環境の向上に取り組んでいます。
健康増進委員会の委員長は人事担当役員とし、各部門から委員を選出することで、健康増進への取り組みが社内の隅々まで浸透する体制としています。
健康経営の推進方針・目標・KGIや推進計画は、事務局(人事部)が立案し、健康増進委員会(年2〜3回開催)に報告・審議のうえ推進しています。健康経営に関する予算と人的リソースは、全社の予算策定の中で決定しています。健康経営の推進は人事部が事務局として統括し、産業医2名・保健師1名が方針の検討から施策の企画・効果検証まで関与しています。
健康保険組合(通信機器産業健康保険組合)とも、スコアリングレポートを元に健康課題を共有しコラボヘルスを推進しております。
健康に関する研修などを通じて従業員一人ひとりの健康に対する考えや思いを集め、健康増進の施策に反映させています。

健康増進のための体制図

健康増進委員会で報告・審議している事項

  • 健康経営の推進方針・目標・KGI
  • 健康経営度の同業種内での位置付け
  • 健康経営の具体的な推進計画
  • KGI・KPIの達成状況、施策の進捗と費用対効果
  • 健康経営優良法人の認定状況
  • 従業員の健康状態・健康意識、スコアリングレポート等の外部評価

労働安全衛生・リスクマネジメント

労働安全衛生においては、労使共催の衛生委員会を開催し当社にとってリスクの高い項目である過重労働や休職者の状況を報告しています。 また、より働きやすい職場環境を志向して、労働安全衛生マネジメントシステムを構築しPDCAサイクルを回すことで、継続的な改善を図っています。主なリスクは衛生委員会で特定・評価しており、人事部が勤怠報告や従業員アンケートの結果をもとに評価した結果、以下の3つを主なリスクとして対策に取り組んでいます。

リスク 特定・評価の方法 主な対策

過重労働

  • 勤怠報告(毎月)による労働時間のモニタリング
  • 基準超過時のアラート
  • 本人と上長による業務調整
  • 産業医面談

VDT作業・在宅勤務環境

従業員アンケートによる在宅勤務環境の把握(年1回)

  • モニター貸与
  • テレワーク支援金

メンタルヘルス

ストレスチェック(年1回)と集団分析

  • セルフケア・ラインケアセミナー
  • 職場ごとのアクションプラン作成

健康経営の戦略

すべての従業員がいきいきと活力に満ちあふれた状態で仕事に臨める環境作りを目指して健康経営を推進しています。時代に適応した働き方の実現のため2021年からテレワークスタンダードへ移行し、9割以上の従業員がテレワークとなりました。テレワークに加えスーパーフレックス制度も導入し、より働きやすい環境を提供することで従業員がパフォーマンスを最大限発揮できることを目指しています。
毎年実践しているサーベイからプレゼンティーズム、アブセンティーズム、ワークエンゲージメントを数値化したものを健康経営の指標として置き、健康施策の実施を計画しています。
各施策の効果検証を実施した上で、効果的な施策へ再投資することでポジティブなサイクルを生み出し取り組み内容のアップデートを図っています。また、従業員に実施をしてほしい施策についてアンケートを取り、その内容を反映することで施策の満足度を高めています。
取り組みの内容は社外に発信し、健康経営のノウハウを社会全体で共有することで、社会全体の健康経営の推進に寄与していきます。

経営戦略

※2026年10月更新

人的健康資源
  • ・メンタルヘルス研修参加率
  • ・残業時間
  • ・女性の健康指数
  • ・女性のヘルスケア研修参加率
  • ・コミュニケーション向上健康指数
  • ・健康活動記録ツール利用率
  • ・食生活指標
  • ・睡眠研修参加率
  • ・禁煙セミナー参加率
  • ・がん研修参加率
  • ・メンタル不調者率
  • ・生理痛、PMS課題保持者数
  • ・睡眠課題保持者率
  • ・健全な食生活を送る従業員等の割合
  • ・運動習慣のある従業員等の割合
  • ・健康診断受診率
  • ・ワークライフバランス
  • ・プレゼンティーイズム
  • ・アブセンティーイズム
  • ・ワークエンゲイジメント
  • ・ヘルスリテラシー
  • ・保健師面談実施率
  • ・定期健康診断結果 等
環境健康資源
  • ・健康管理システム
  • ・休暇制度
  • ・テレワーク制度
  • ・健康経営宣言
  • ・健康増進委員会
  • ・スーパーフレックス制度 等

健康診断データ

健康診断結果の改善のため、健康リスクの高い従業員に対しては、保健師が二次検診の受診勧奨をするとともに、食事や運動などの生活習慣指導を定期的に行っております。

基準値外割合 2022年度
実績
2023年度
実績
2024年度
実績
2025年度
実績
2026年度
実績
2028年度
目標
肥満 BMI
腹囲
26.8%
36.6%
27.0%
33.6%
27.8%
35.2%
28.1%
34.3%
27.2%
34.0%
24.0%
31.0%
血圧 最高血圧
最低血圧
17.4%
20.1%
18.3%
20.5%
20.2%
15.0%
17.3%
19.3%
18.9%
14.7%
16.0%
13.0%
脂質 中性脂肪
LDL
HDL
20.5%
49.2%
5.9%
18.9%
47.1%
6.5%
17.6%
52.3%
8.6%
13.2%
31.7%
5.0%
19.1%
47.6%
6.4%
15.0%
45.0%
4.0%
血糖値 Hba1c
空腹時血糖
12.9%
16.4%
15.1%
16.7%
18.5%
18.0%
16.4%
15.8%
18.8%
17.4%
13.0%
15.0%
尿酸 17.8% 18.0% 18.7% 12.3% 19.8% 16.0%

※日本人間ドック学会の判定区分を基準として、基準値外割合を算出しています。
※「尿酸」は検査対象人数に対する基準外割合を算出しています。

健康経営課題(目標値の設定)

従業員のパフォーマンス向上と組織の活性化のため、下記の課題に取り組んでいます。
今後も引き続き、健康経営課題を設定し取り組んでまいります。

課題内容 実績
(2026年度)
目標
(2028年度)
主な取組み内容

メンタル不調の発生予防

ストレス系症状がパフォーマンス低下と関係性が強く、症状も多い。また、ストレスチェックの結果も全社のストレス偏差値が低かった。
約9割の社員がテレワークを実施するなか、メンタル不調予防の必要性や在宅の場合の業務環境による身体的不調の増加が判明した。在宅勤務時でもラインケア、セルフケアを実施できる環境を構築し、テレワークスタンダードとなっても組織全体を活動的な状態に保つ施策を行うことが課題。

ストレスチェック偏差値:51.2

2026年度目標:52

ストレスチェック偏差値:53

最終目標期限:2028年度

  • ・ラインケア機能付きアプリを提供
  • ・テレワーク支援金の支給
  • ・メンタル改善オンラインセミナー定期開催
  • ・椅子やモニター贈与による在宅勤務環境改善を支援
  • ・ストレスチェック年1回実施
  • ・オンラインエクササイズを週1回開催
  • ・ストレスチェック後ラインケアセミナー、アクションプランの作成
  • ・エムティーアイ保健室の開設

女性の健康保持増進

パフォーマンスに関するアンケートの結果、20~40代女性のパフォーマンススコアが最も低い状態となっていることが判明した。
原因としては、生理痛などの月経前後に起こる何らかの不調が上げられた。
すべての従業員のパフォーマンス向上のために、女性特有の健康課題の改善が必要となっている。
こういった課題に特化した施策を実施し、パフォーマンスの向上を図る。

20~40代女性のパフォーマンススコア:72.0

2026年度目標:73

20~40代女性のパフォーマンススコアを75点にする

最終目標期限:2028年度

  • ・婦人科受診と低用量ピル服薬の支援を導入
  • ・医院受診と漢方服薬の支援を導入
  • ・妊活不妊セミナーの開催
  • ・更年期セミナーの開催
  • ・女性健康課題コラムの定期配信

健康関連の目標指標

健康経営の指標として下記の数値を置き、取り組みを推進していきます。

2022
年度
2023
年度
2024
年度
2025
年度
2026
年度
目標値
(2028年度
達成)
プレゼンティーイズム(パフォーマンス)スコア※1 75.9点 74.8点 73.9点 74.3点 73.4点 80点
アブセンティーイズム(病欠・休職)スコア※2 2.22日 2.43日 2.38日 2.34日 2.56日 2日
仕事への熱意・活力(ワークエンゲージメント)スコア※3 54.0点 52.7点 58.7点 53.9点 55.3点 60点
職場の一体感(ソーシャルキャピタル)スコア※4 67.7点 67.7点 67.6点 68.3点 69.0点 70点
測定人数 690名 519名 603名 578名 601名 –
回答率 86% 65% 76% 66% 75% –

※1プレゼンティーイズムスコア:SPQ東大1項目版(病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100%として過去4週間の自身の仕事を自己評価)
※2アブセンティーイズムスコア:傷病による休暇取得(遅刻早退を含む)の日数をアンケートにより回答
※3仕事への熱意・活力スコア :新職業性ストレス簡易調査票のワーク・エンゲイジメント2項目を用い、自己の仕事への熱意・活力に関する個々人の評価(1点~4点の範囲)を100点満点に換算
※4職場の一体感スコア :職場の一体感に関する個々人の評価(1点~4点の範囲)を100点満点に換算

健康増進の取り組み

自社のヘルスケアサービス『CARADA』を全社に導入し、従業員の健康維持・向上を推進しています。モバイルやITによる取り組みだけでなく、メンタルヘルスに関する保健師や産業医のオンラインセミナー、オンラインエクササイズなど、テレワークでも気軽に参加ができる様々な健康維持・向上の施策に取り組んでいます。

詳細は、当社の取り組みをまとめた『エムティーアイ健康白書』をご確認くださいませ。

エムティーアイ健康白書

エムティーアイ健康白書(2026年度版)

健康白書では、以下の内容を経年で掲載しています。

  • ・健康診断データ(受診率、有所見者比率 など)
  • ・ストレスチェックデータ
  • ・ヘルスリテラシー、アブセンティーイズム
  • ・働くデータ(残業時間、年休取得、離職率 など)
  • ・プレゼンティーイズムの状況
  • ・健康維持・増進の取り組みと参加状況
  • ・健康経営の取り組みによる効果
健康白書を見る(PDF)

取り組みの効果

健康増進のための取り組みを実施した結果、以下の効果が得られました。今後とも改善を続けてまいります。

パフォーマンス得点の推移

パフォーマンス得点の推移

※パフォーマンス発揮者:パフォーマンス得点(過去4週間の業務パフォーマンスに関する自己評価)が100点満点中70点以上
※施策ごとの効果検証の結果は、健康白書に掲載しています。

健康投資の詳細

健康増進のため、以下の投資を行っています。

年間健康投資額 約2,200万円(2026年度)

以下内訳

  • ・設備投資:20万
  • ・産業保健スタッフ:500万
  • ・健診:1,100万
  • ・ストレスチェック:80万
  • ・独自の健康施策:360万
  • ・その他:150万

女性の健康への取組み

生理痛や月経前症候群(PMS)などの症状に悩む女性従業員を対象に、婦人科受診と低用量ピル服薬の支援プログラムを用い、気軽に婦人科に相談できる環境整備と女性従業員がいきいきと活躍できる職場づくりを推進しています。

プログラムに参加した女性社員のBefore/After

プログラムに参加した女性社員のBefore/After

※2026年度 プログラム利用者20名のアンケートより

健康経営の普及・拡大

ヘルスケアサービスを提供する企業として、自社で実践した健康経営のノウハウをグループ会社や取引先・他社に広げるとともに、社外のセミナーでの登壇や視察の受け入れを通じて発信しています。

グループ会社への支援

国内連結子会社6社を対象に、グループ共通の健康経営の推進方針とKGIを設定し、KPIで進捗を管理しています。

  • ・推進方針や戦略マップの作り方、施策のノウハウの提供
  • ・CARADA・ルナルナ オフィスの導入(1社)
  • ・グループ推進担当者向け勉強会(年1回)
  • ・各社の取り組み結果の集約・分析とフィードバック

取引先・他社への支援

当社の健康経営の推進手順書と戦略マップのテンプレートを提供し、方針の策定からKGI・KPIの設定、パフォーマンスやワーク・エンゲイジメントを用いた効果検証までの実施手順を個別に説明しました。

  • ・健康経営の推進手順書の提供
  • ・戦略マップのテンプレートと記入手順の提供
  • ・効果検証の方法(測定尺度と集計方法)の説明

社外への情報発信・視察の受け入れ

年月 主催 内容 参加者数
2025年6月23日 日本経済新聞社主催 Action!セミナー 「健康経営が拡げる組織と人の未来」 (2025年大阪・関西万博 テーマウィーク) 事例紹介「健康経営のもう一つの価値 ヘルスケア産業の息吹」に登壇。 当社の健康経営の考え方と体制、 『ルナルナ オフィス』を活用した女性の健康支援、 PHRを基盤としたヘルスケアサービスを紹介
詳しくはこちら(公式note)
イベント全体の視聴者数1,200名超
(オンライン含む)
2025年8月19日 2025 産官学連携 健康経営訪問プロジェクト (新井研究室・社会的健康戦略研究所、 協力:経済産業省・大阪府) 小学校から大学までの教員・職員を当社に迎え、 健康経営の取り組みと『ルナルナ オフィス』を紹介。 生理痛疑似体験とディスカッションを実施
詳しくはこちら(公式note)
約10名

自社従業員以外への健康支援

派遣社員・業務委託の方

  • ・健康増進イベントへの参加
  • ・相談窓口などのサポート体制の利用
  • ・ヘルスリテラシー向上の研修・教育への参加

従業員のご家族

  • ・定期的な健康診断の受診勧奨
  • ・任意健診・検診、予防接種の費用補助
  • ・相談体制の利用、健康教育の機会の提供
  • ・特定保健指導の重要性の周知

外部評価

経済産業省と日本健康会議が認定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」において、上位500法人に与えられる「ホワイト500」に9年連続で認定されています。

取得している認定

健康経営優良法人2026 ホワイト500

健康経営優良法人2026
(ホワイト500)

9年連続認定 2018〜2026

えるぼし

えるぼし
(2023年認定)

くるみん

くるみん
(2024年認定)