株式会社エムティーアイ(以下、「当社」)は、昨年10月20日に新潟県と「女性の健康管理支援及びプレコンセプションケアの推進に関する連携協定」を締結しています。この度、締結から1年を迎え、本連携協定にて当社が提供するすべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』の自治体向け事業「ルナルナ みらいサポート」について、登録実績をとりまとめるとともに、新潟県内18市町村の妊娠届出データを用いた効果検証と、利用者アンケートを実施したため、その結果を公開します。
 新潟県内の18市町村の妊娠届出データに基づく分析の結果、県内18市町村合計の妊娠届出数は、導入前は前年の同期間比で3.67%~8.99%の幅で減少していたのに対し、導入初年度にあたる2025年度は2.83%減と、直近5年間で最も小さい減少幅でした。導入前の推移から統計上推定される値と比較すると、導入後約8カ月間の妊娠届出数は累計約321件上回っています。また、アプリ利用データでは、妊娠を希望する利用者のうち「仲良し日」画面(排卵期に基づき性交のタイミングを知らせる機能)を閲覧した人の妊娠登録率は13.4%と、閲覧しなかった人(8.5%)の約1.6倍(単純比較)であることが確認できました。
 こうした妊娠届出データ・アプリ利用データに加え、利用者アンケートでは93.9%が今後もサービスの利用を希望し、77.7%が本取り組みを通じて自治体への信頼度が「上がった」と回答しています。

※本リリースで示す数値は、施策導入前後の行政データ、およびアプリ利用データを用いた統計的分析の結果です。妊娠届出数の変化を「ルナルナ みらいサポートのみによるもの」と断定するものではなく、観察された統計的な差を示すものです。他の少子化対策や社会状況など、分析に含まれない要因の影響を排除できるものではありません。


【プレスリリースのポイント】

① 妊娠届出数の減少幅が縮小傾向
県内18市町村の各年度11月~6月の妊娠届出数は、前年度同期間比3.67%~8.99%の幅で減少していますが、導入初年度にあたる2025年度は前年度同期間比2.83%減となり、減少幅の縮小傾向が確認されました。また、減少幅も直近5年間で最も小さくなっています。
※新潟県での導入時期が10月のため、翌月以降の効果を同時期で確認する目的で過去データも11月~6月で集計しています。

② 導入後約8カ月で、妊娠届出数が施策導入前の傾向が続いた場合の想定を累計約321件上回る
施策導入後約8カ月間で県内18市町村にて提出された妊娠届出数は、導入前の傾向がそのまま続いた場合の想定データと比較して累計約321件上回りました。年代別で見ると、20~34歳の導入後の妊娠届出数の推移は導入前と比べて変化がみられ、35~39歳では導入直後に妊娠届出数が一段高い水準に移行する変化が、それぞれ統計的に有意な結果として確認されました。
※「統計的に有意」とは、見られた変化が単なる偶然のばらつきではなく意味のある変化だと統計的に判断できることを指します。施策との因果関係や実質的な効果の大きさを意味するものではありません。
※全年齢での変化は、現時点では統計的に有意な水準には至っていません。

③ 「仲良し日」画面を閲覧した人は、アプリ内の妊娠登録率が約1.6倍(単純比較)
新潟県内の「ルナルナ みらいサポート」利用者で、アプリ内で妊娠希望ステージを設定している人のうち、「仲良し日」画面を閲覧した人の妊娠登録率は13.4%(6,186人中830人)で、閲覧しなかった人の8.5%(3,262人中277人)と比べて約1.6倍でした。
※年齢・婚姻状況などの条件は揃えていない単純比較です。「妊娠登録」はアプリ内の操作で、自治体への妊娠届出とは別集計です。

④ 利用者の93.9%が継続利用を希望、77.7%が自治体への信頼度が「上がった」と回答
利用者アンケートでは、回答者の93.9%が今後もサービスの利用を希望しており、理由としては「日常の健康管理に役立つ」(68.0%)が最多でした。また、本施策により77.7%が自治体への信頼度が向上した、89.5%が自治体サービスの拡充に貢献している、と回答しました。

【分析の背景・目的】

 新潟県では県民の健康寿命延伸を目指す「健康立県」の実現に向けて、プレコンセプションケアに関する情報発信など、若い世代や女性の健康づくりを支援する取り組みを進めています。
 当社と新潟県は、2025年10月20日に「女性の健康管理支援及びプレコンセプションケアの推進に関する連携協定」を締結しました。県民を対象に『ルナルナ』の有料コース「プレミアムコース」を無償で提供する「ルナルナ みらいサポート」を県全域で開始し、アプリを通じた健康管理支援や、妊活・不妊治療に関する情報配信、必要に応じた受診勧奨を行っています。
 本検証はその取り組みの一環として、導入前後で県内の妊娠届出数にどのような差が見られるかを、統計的手法で分析したものです。あわせて利用者アンケートを実施し、サービスの利用実感や自治体への評価を調査しました。


【検証概要】
               

対象施策:ルナルナ みらいサポート
当社と新潟県が連携し、2025年10月20日より県内全30市町村の住民を対象に、通常有料の『ルナルナ』プレミアムコースを無償提供している取り組み。2026年9月30日時点の登録者数は29,121人。月経管理や排卵日予測、妊娠希望者向けサポート機能などを利用できる環境を整備するとともに、利用状況や行政データを活用した効果検証を実施。

分析対象自治体
行政データの提出に同意いただいた県内18市町村(阿賀町、粟島浦村、糸魚川市、魚沼市、小千谷市、五泉市、佐渡市、三条市、新発田市、上越市、聖籠町、田上町、燕市、長岡市、新潟市、見附市、南魚沼市、湯沢町)
上記18市町村の合計出生数は、県全体の出生数の88.2%にあたります。※1

分析の考え方
今回の検証では、妊娠届出数の導入前後の推移において「中断時系列分析(ITS分析)」を用いて分析を行いました。導入前の推移から「導入しなかった場合にどうなっていたか(想定)」を推定し、実際の届出数と比較することで、もともとの減少傾向と導入後の変化を分けて検証できます。

データについて
・行政データ(月次の妊娠届出数):新潟県内18市町村合計(集計期間:2019年4月~2026年6月の87カ月間)
・アプリ利用データ:新潟県内の「ルナルナ みらいサポート」利用者のうち、アプリ内で妊娠希望ステージを設定している9,448人(集計期間:2025年10月20日~2026年9月30日)
・利用者アンケート:新潟県内の「ルナルナ みらいサポート」利用者を対象に実施、回答数:3,753名(実施期間:2025年10月20日~2026年8月27日)

分析結果について
本稿は、2026年9月30日時点で取りまとめた結果です。


【主な検証結果】

(1)県内18市町村の妊娠届出数:減少幅が直近5年間で最小となり、届出数の実数は施策がない場合の想定を上回る推移
※本結果は施策導入前後の変化を確認したものであり、観察された変化が施策と直接的な因果関係にあると示すものではありません。
分析対象:2019年4月から2026年6月までに県内18市町村に提出された妊娠届出数(全年齢)の月次データ。アプリ利用者だけでなく、市町村に提出された全妊娠届を含みます。
≪妊娠届出数の推移≫県内18市町村の妊娠届出数の実数(各年度11~6月の合計)を見ると、導入初年度にあたる2025年度は5,864件で、前年度比2.83%減(171件減)でした。減少幅は縮小し、直近5年間で最も小さくなっています。(図1参照)

(図1:新潟県内18市町村の妊娠届出数の推移 各年度11~6月)

≪導入しなかった場合の想定との差≫県内18市町村の妊娠届出数は、導入前の傾向がそのまま続いた場合に見込まれる水準と比べ、導入後約8カ月間で累計約321件上回りました。(図2参照)
≪年代別の傾向≫年代別に見ると、20~24歳・25~29歳・30~34歳ではいずれもトレンド変化が統計的に有意にプラスとなり、導入後に届出数の推移が上向いていることが確認されました。35~39歳では、導入直後に届出数の水準が有意に上昇しています。想定との差(累計)は30~34歳が約201件と最も大きく、全年齢の6割超を占めました。(図2参照)
・即時水準変化:導入直後に、届出数の水準が一段上がる(または下がる)変化
・トレンド変化:導入後に、届出数の増え方・減り方のペースが変わる変化

(図2:新潟県内18市町村の妊娠届出数の推移と、導入しなかった場合の想定との差)

(2)アプリ利用データ:「仲良し日」を閲覧している人の方が、閲覧していない人よりアプリ内の妊娠登録率が高い
分析対象:新潟県内の「ルナルナ みらいサポート」利用者のうち、アプリ内で妊娠希望ステージを設定している9,448人 
≪閲覧有無別の妊娠登録率≫「仲良し日」画面(排卵期に基づき性交のタイミングを知らせる機能)を閲覧した人と閲覧しなかった人で、アプリ内の妊娠登録率を比較。その結果、閲覧した人は13.4%(6,186人中830人)、閲覧しなかった人は8.5%(3,262人中277人)で、閲覧した人の妊娠登録率は約1.6倍でした。(図3参照)
※本結果は、年齢・婚姻状況などの条件を揃えていない単純比較です。機能の利用と妊娠登録の関連を示すものであり、利用が妊娠の原因であると示すものではありません。「妊娠登録」は利用者がアプリ内で行う登録操作で、妊娠届出とは別の集計です。 

(図3:「仲良し日」画面の閲覧有無別 アプリ内の妊娠登録率)

(3)利用者アンケート:93.9%が継続利用を希望、自治体への信頼度も向上
調査対象:新潟県内の「ルナルナ みらいサポート」利用者 調査期間:2025年10月20日~2026年8月27日
回答数:3,753名(設問ごとに有効回答数は異なります)
≪継続利用の意向≫今後もサービスの利用を希望するか尋ねたところ、93.9%が「希望する」と回答しました。継続を希望する理由(複数回答)は、「日常の健康管理に役立つ」(68.0%)、「排卵・生理予測が信頼できる」(67.7%)、「無料でこの機能が利用できる」(61.3%)が上位となりました。(図4参照)
≪自治体への評価≫自治体への信頼度の変化を尋ねたところ、77.7%が「上がった」(大いに上がった:34.9%、やや上がった:42.8%)と回答しました。また、本サービスが自治体サービスの拡充に貢献していると思うかについては、89.5%が「貢献していると思う」(非常に貢献していると思う:52.9%、ある程度貢献していると思う:36.6%)と回答しています。(図4参照)

(図4:新潟県内の「ルナルナ みらいサポート」利用者アンケート結果)

≪新潟県内「ルナルナ みらいサポート」利用者からの自由回答 一部抜粋≫
妊活支援について
★排卵周期を知ることができて、無事妊娠できた。
★妊活を始めたいと思っていた頃に無償化が始まり、排卵日や仲良し日が明確になってよかった。
★病院へ通わず、排卵検査薬とアプリの排卵日予想やおりものの状態から自然妊娠できた。
★年齢と体質的に難しいと思っていたが、無償提供の話題をきっかけに夫の気持ちを確認し、妊活を再開する気持ちになった。
★不妊治療を続けられなくなった後、無償利用をきっかけに、夫から無理なくタイミングを取ってみようと声を掛けてもらった。
★1人目の妊活は有料版にしてすぐ妊娠できた。2人目は不妊治療中で、不妊治療向け情報の充実も希望。

パートナーの変化について
★旦那と妊活を前向きに話し合えるようになり、今では旦那の方が前向きに取り組んでいる。
★妊娠しやすい時期を把握でき妊活がスムーズだった。精神的な変化もパートナーに知ってもらえた。
★主人が女性の生理周期や身体の変化に興味を持ち始めた。女性側が言わなくても仲良し日を共有できる。

自身の健康管理について
★排卵日の目安を知ることができ、妊活に役立ててすごく良かった。
★排卵日に合わせて妊活ができる。生理予定も管理でき、予定を立てやすい。
★自分でできることから始めようと思い、基礎体温を付け始めた。タイミング法の指標になっている。
★不安や迷いでなかなか足が向かなかった婦人科へ行くきっかけになった。
★PMDD(月経前不快気分障害)での受診のきっかけになり、時期の予測ができて本当に助かっている。 


【今後の方向性】

 今後も県と連携しながら継続的な検証を行い、行政データや利用実態の分析を通じて知見を蓄積するとともに、日々の健康管理や自身のカラダへの理解、必要な情報・支援につながるきっかけづくりなど、女性の健康を地域全体で支える取り組みの充実に貢献していきます。


【新潟県 健康づくり支援課課長補佐 小山氏からのコメント】

 昨年10月に、「ルナルナ みらいサポート」を提供する株式会社エムティーアイと「女性の健康管理支援及びプレコンセプションケアの推進に関する連携協定」を締結してから、約1年が経過しました。
 この取組が、県内の多くの女性にとって、自らの健康状態を把握し、正しい知識に基づき、日々の健康管理に取り組むきっかけとなるとともに、妊娠を希望する方が安心して妊娠に向けた準備を進められる環境づくりにつながることを期待しています。
 妊娠届出数の推移データは、8カ月間の暫定的な結果であり、また、妊娠には様々な要因が影響することから、今回の結果をもって取組の効果を判断することはできませんが、妊娠届出数の減少幅の縮小が見られたことは、前向きな動きとして受け止めています。
 今後も、株式会社エムティーアイと連携し、プレコンセプションケアの視点を踏まえながら、女性の健康管理や妊娠を希望する方への支援に取り組んでまいります。


★「ルナルナ みらいサポート」について 
https://lnln.jp/service/government/
生理日管理をはじめ、初潮前後の心身のサポートから、妊活・妊娠・出産・更年期、ピル服薬や医療機関の受診支援※2まで、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』を活用し、自治体と連携して住民へ通常有料(月額400円~)の「ルナルナ プレミアムコース」を無償提供する取り組み。妊娠希望ステージを設定することで、排卵期に基づいて性交のタイミングを知らせる「仲良し日」機能や、体調管理・妊活に役立つ各種コンテンツを利用できます。
利用者アンケートやアプリ利用データ、行政データ等を活用した効果検証を行いながら、プレコンセプションケアの推進や妊娠を希望する方への支援、女性の健康管理支援の充実に取り組んでいます。自治体との協働を通じて、より多くの女性が自身の健康と向き合い、適切な選択ができる環境づくりを目指しています。

※1 令和7年福祉保健年報1-3 人口動態総覧、保健所・市町村別よりhttps://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/485901.xls
※2 医療機関の受診サポート:
  「ルナルナ メディコ」https://sp.lnln.jp/brand/services/lnlnmedico_general
  『ルナルナ オンライン診療』 https://lp.telemedicine.lnln.jp/p
  ピルのオンライン診療『ルナルナ おくすり便』 https://okusuri.lnln.jp/s/lp/lunaapp_okusuri_lp/okusuri_main/index.html
※ 『ルナルナ』は株式会社エムティーアイの登録商標です。


報道関係の方からのお問い合わせ先
 株式会社エムティーアイ 広報部
 TEL:03-5333-6755  FAX:03-3320-0189  
 E-mail:mtipr@mti.co.jp URL:https://www.mti.co.jp/


一般のお客様からのお問い合わせ先
 株式会社エムティーアイ コンタクトセンター
 E-mail: newlnln_support@cc.mti.co.jp


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