失敗を恐れず、ゼロからイチを作り出す開発をするために


社内では、部署間の開発ナレッジの共有を目的とした「Hacker’s Day」を開催しています。主催している開発者2名に「Hacker’s Day」を通じて実現したい開発の未来や、エムティーアイでの開発の特徴について聞きました。

Profile

コーポレートサポート本部 人事部
三田淳一(写真左)

2012年5月中途入社 
ルナルナ、ヘルスケア認証基盤の開発を担当後、人事部と兼務でエンジニアの育成を担当。
現在は、母子モの改善プロジェクトにアーキテクトとして参画

ソリューション事業部 FinTechサービス部
西川 真五(写真右)

一般商社の情報システム、コンサルティングファーム、SIerなどを経て2012年にエムティーアイに入社
当初はモバイルコンテンツを変換するモバイルコンバートの開発に従事
music.jpでレコメンドAPI開発などを経験し、現在はFintechサービスの開発を担当

エムティーアイ開発者の知を集結する「Hacker’s Day」とは

三田:開発者同士で自分の得意な技術分野や、最近の開発トレンドなどについて発表する会はこれまでにもありました。ただ、全社のエンジニアを巻き込んでナレッジの共有を促進することで、開発力向上にドライブをかけていきたいという思いから、これまでの活動を「Hacker’s Day」としてリニューアルしました。

エムティーアイでは、多岐にわたる事業・サービスがあり、開発の手法も事業・サービスごとに存在しています。
部署や事業ごとに開発者の得意分野や、持つナレッジも様々なので、それぞれが培ってきたものを共有することで、開発者のスキルアップにつながっていきます。

西川:エムティーアイの特徴として、クライアントからの受託でシステムやサービスを作っているわけではなく、サービスや機能を企画担当者と共に検討して作っていきます。

その過程でサービスを実現するために最適なミドルウェアだったり、開発フレームワークだったりを選んでいくのですが、決められた開発方法でクライアントの要望通り作るというスタイルとは違うため、事業・サービスごとに扱う技術領域が異なり、『隣の事業部のサービスがどう構成されているかわからない』と言うような状況が生まれがちでした。

決められた開発方法で、クライアントの要望通り作るというスタイルとは違うため、事業・サービスごとにナレッジがどんどん貯まっていきます。それらのナレッジと誰が何の領域に強い人なのだという”Know Who”を皆で分かち合うことで、自分ひとりでは思い浮かばない課題解決のためのアイディアを発見しやすくなるのではないか、と考えました。

多彩な事業を持つエムティーアイだからこそ「Hacker’s Day」でのナレッジ共有が重要

西川:現在、フィンテック分野で、特に金融庁や銀行との連携に関わるサービスや機能の開発に携わっています。SIerとして受託したシステムを作っているというわけではなく、まだ世の中にはない新しいサービスや機能を、企画職の社員と一緒につくりあげていく必要があります。
なので、エンジニアといえども金融業界の知識を常に収集して、課題を解決し、より良い社会を作っていくためにはどうすればいいのかまで考える必要があります。

三田:まだ世の中にはない、新しいものや機能を作ることが多いからこそ、ナレッジの共有はかなり大切です。新しいものを作る時や課題を解決するためにはアイディアがどうしても必要になってきます。
また、新しいものや機能を作る開発が多いからこそ、その開発の失敗から学んでいくという面は大いにありますし、失敗を恐れずチャレンジしていくことも重要だと思います。
ただし、何か課題解決にチャレンジする中で、サービスにトラブルが起こったりすると困るので、システムの可用性や信頼性を担保するためにも、事前にナレッジの共有をすることで予期できる失敗やトラブルを回避することにつながります。

エムティーアイの開発で実現したい未来

三田:「モノ(サービスやプロダクト)は人によって作られる」と考え、今は開発と人事を兼務しています。技術というのはあくまでも手段のひとつで、これをどのように使うかで世の中を便利にも不便にもします。
また、技術が進歩していく過程においても、モノ(サービスやプロダクト)を使ってくださるのはやっぱり人です。世の中の困りごとに常に関心を持ち、技術も夢と愛着を持って使いこなしていく姿勢を大切に取り組んでいきたいと思います。

西川:エムティーアイでは単純なシステム開発ではなく、事業開発ができるというところが気に入っています。私は元々SIerで受託ビジネスを主軸にやってきた経歴なので、事業を運営する会社で自分たちの事業に必要な自分たちのシステムを作り上げると言うのは楽しいです。

今後は、Fintechもそうですけど、ICTの力は少し頭を柔らかくして考えるだけで、今まで作業速度やコストの問題で出来ないとされていたことが魔法のように解決されて新しい価値を生み出すので、そういった価値をどんどん生み出せるようになりたいですね

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